先輩からのメッセージ

言語聴覚士を目指したきっかけは？

見学に参加したとき、当院が実施している「口から食べて元気になろう」というAeEの取り組みに強く惹かれ入職を決めました。在学中の実習では、嚥下食を食べていた患者さんがなかなか自発的に食事を取らない様子を見て、食事形態の変更や提供方法を工夫した経験があります。

普通食を提供した際に患者さんの表情がパッと明るくなり、自ら食べ始めた姿に、食事が元気になるきっかけになることを実感しました。口から食べることは元気につながると共感を覚え、そのような関わりができる当院の姿勢に心を動かされました。

当院を志望した動機・入職を決めた理由は？

子どもの頃、脳梗塞で入院した祖父のお見舞いに行った際、構音障害で会話の内容がほとんど聞き取れなかったことがありました。高校生のときに家族から言語聴覚士を紹介され、構音障害で話ができなくなった祖父と同じような人を良くすることができたらいいなと思ったことがきっかけです。

話すことをもう一度取り戻すことは自分の言葉を人に伝えること、他者とのつながりを感じることができることだと思います。そのようなリハビリテーションを行える言語聴覚士はその人の生きがいにつながる支援をしていくことができると思い目指しました。

言語聴覚士を目指す学生へアドバイスをお願いします

学校で学ぶ知識はとても大切ですが、実際に現場に立つことで初めて気づけることもたくさんあります。毎日が学びの連続で、基礎だけでなく応用力も求められるため、大変に感じることがあるかもしれません。それでも、患者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉に触れるたびに、この仕事を選んでよかったと思える瞬間があります。

国家試験の勉強は大変ですが、その先にはやりがいのある現場が待っています。ぜひ一緒に患者さんを支える仲間になりましょう！

メッセージ一覧へ戻る